洗濯機の槽洗浄を途中で停止する方法は、次の手順に従ってください。
- 一時停止ボタンを押し、操作を一時停止します。
- 洗濯機の電源を切ります。
- 再び電源を入れて洗濯機を再起動させます。
- 残った洗剤や汚れを除去するため、すすぎと脱水のプログラムを実行します。
このプロセスはパナソニック、日立、アクア、ハイアールなどの多くの洗濯機で有効です。
槽洗浄の終了時間が夜遅くになりそうな場合や、急に他の洗濯物を洗いたくなったときなど、様々な理由で槽洗浄を中断したい場合があります。
本記事では、そうした状況で洗濯機の槽洗浄を中断する方法を詳しく解説しました。
さらに、槽洗浄の推奨頻度や最適なタイミング、槽洗浄後に行うべきことなどについても紹介しています。
洗濯機の槽洗浄を途中で停止する方法(パナソニック・日立・アクア・ハイアール)
洗濯機の槽洗浄を、途中で停止する基本手順は以下のとおりです。
- 一時停止ボタンを押して洗濯を一時中断させる。
- 洗濯機の電源を切る。
- 電源を再び入れる。
- すすぎと脱水のプログラムを選び、洗剤や汚れをしっかり洗い流す。
この手順はパナソニック、日立、アクア、ハイアールの各ブランドの洗濯機で有効です。
以下、各ブランドごとの詳細な槽洗浄停止方法について説明します。
パナソニック
パナソニックの洗濯機での槽洗浄停止方法は公式には詳述されていませんが、口コミでは上記の手順で問題なく停止できるとされています。
特に、一部モデルには泡検知センサーが搭載されており、泡が多いと自動で排水するため、標準の洗剤や酸素系漂白剤の使用時には槽洗浄が自動で中断されることがあります。
日立
日立では、槽洗浄の中断手順が公式ホームページで紹介されています。
具体的には、一時停止、電源オフ、電源オンの後、すすぎと脱水の操作で槽内クリーナーを洗い流すという流れです。
アクア
アクアの洗濯機でも、公式に槽洗浄の中断方法は記載されていませんが、他のブランド同様に一般的な手順で中断可能です。
ハイアール
ハイアールにおいても槽洗浄の中断方法は公式には明記されていませんが、他の洗濯機と同じ一般的な方法で中断できるとされています。
これらのブランドの洗濯機で槽洗浄を中断する際は、それぞれの機種の取扱説明書を確認することを推奨します。
取扱説明書が手元にない場合は、インターネットで機種番号を検索し、オンラインで情報を得ることができます。
スポンサーリンク
槽洗浄が時間を要する理由
槽洗浄には、洗濯槽の汚れをしっかりと浮き上がらせるため、長時間の浸置期間が必要です。
その結果、多くの洗濯機で槽洗浄には10時間以上がかかるのが普通です。
この長い時間が必要なため、時間的に余裕のあるときに行うことが望ましいです。
また、槽洗浄の終了予定時刻を前もって計算しておくと便利です。
漬け置き時間が大部分を占めるため、洗濯機が動かない時間が長くても心配は不要です。
浸置期間が終われば、自動的に洗浄、すすぎ、脱水の工程へと移ります。
以下に、主要な洗濯機ブランドごとの槽洗浄にかかる時間をご紹介します。
パナソニック 槽洗浄時間
パナソニックの洗濯機では、槽洗浄に6時間または11時間が必要です。
カビや黒ずみがひどい場合には、11時間の槽洗浄コースが適しています。
さらに、温水機能を備えたドラム式洗濯機の場合、約30℃で行う槽洗浄が3時間で完了するコースも設定されています。
日立 槽洗浄時間
日立の洗濯機での槽洗浄には、3時間または11時間が必要です。
汚れが特にひどい場合は、11時間の長時間コースを選ぶことが推奨されます。
温水を用いた槽洗浄コースもあり、約2時間で槽洗浄が完了します。
アクア 槽洗浄時間
アクアの洗濯機では、槽洗浄に12~13時間程度が必要です。
このため、槽洗浄を行う際は終了時間をしっかりと計画に入れることが重要です。
ハイアール 槽洗浄時間
ハイアールの洗濯機の槽洗浄時間は、モデルによって2分、4時間、12時間と大きく異なります。
2分のコースは日常的な軽洗浄に適しており、深刻なカビや臭いを除去するためには12時間のコースが適切です。
これらの情報をもとに、槽洗浄の計画を立てることをおすすめします。
また、短時間で温水を使用して槽洗浄が可能なドラム式洗濯機も市場にはありますので、新しい洗濯機の購入を検討されている方はこれらの情報を参考にしてください。
槽洗浄の途中での中断とその対処法
槽洗浄を途中で中断することに問題はありません。
例えば、槽洗浄が終了する時間が深夜になる予定であったり、急に衣類を洗う必要が生じた場合などです。
ただし、槽洗浄を中断した場合には、必ず残った洗剤を洗い流すためにすすぎと排水を行い、フィルターをきれいにすることが大切です。
中断すると、槽内にはすでに浮き上がった汚れや残留した洗剤が存在する可能性があるため、これを適切に処理することが重要です。
槽洗浄の適切な間隔
洗濯機の槽洗浄は、1か月から2か月に1回のペースで行うことをおすすめします。
長期間にわたり槽洗浄を怠ると、洗濯槽内に汚れが蓄積し、カビや黒ずみが衣類に付着する原因となります。
定期的に槽洗浄を行うことで、これらの問題を未然に防ぐことができます。
さらに、槽洗浄時には洗濯機の槽だけでなく蓋やふち、蛇口の周辺も掃除することを推奨します。
槽洗浄は比較的簡単で、洗剤を入れて設定するだけで後は待つだけなので、思っているよりも手間はかかりません。
槽洗浄完了後の対処方法
槽洗浄が終わった後は、まずフィルターに蓄積した汚れをチェックし、取り除くことが重要です。
もし槽洗浄後に洗濯物に汚れが残る場合、数回、洗濯物を入れずに空洗いをしてください。
これにより、槽内の残留汚れがフィルターへ移行しやすくなり、掃除が容易になります。
また、洗濯機内部の湿気はカビや新たな汚れの原因になり得るため、洗濯機を常に乾燥させておくことも大切です。
洗濯が終わったら蓋を開けておくことで、空気の循環を促し、湿気を防ぐことができます。
槽洗浄の中断まとめ
槽洗浄を中断する場合の、基本手順は以下の通りです。
- 一時停止ボタンを押す
- 電源をオフにする
- 電源を再びオンにする
- すすぎと脱水のプログラムを選択し、残留汚れを洗い流す
槽洗浄は、1ヶ月から2ヶ月ごとに行うことを推奨します。
これにより、洗濯槽を常に清潔に保ち、洗濯機の性能を長期間維持することができます。
私も時々槽洗浄を忘れがちですが、定期的に槽洗浄を行うことで洗濯物に汚れが付着するのを防ぎ、また洗濯機の寿命を延ばすことができます。
槽洗浄は洗濯機の効率を維持し、清潔な状態を保つためにも重要です。